韓国と日本の間の漁業交渉が妥結されないまま4年目を迎えているなか、文成赫(ムン・ソンヒョク)海洋水産部長官は、「韓日の交渉が物別れに終わることに備えて、代替漁場の確保を進めている」と明らかにました。
文成赫長官は22日、聨合ニュースとのインタビューで、「政府は、韓日の漁業交渉が妥結されるよう最善を尽しているが、物別れに終わることにも備えて、漁業従事者の要求に応じて、日本の漁場への依存度を低くするため、代替漁場の確保を進めている」と話しました。
海洋水産部は、代替漁場を確保するため民間レベルで台湾と協議するほか、北太平洋にもイカ釣り漁場を確保する方針です。
韓日両国は、1999年の「韓日漁業協定」にもとづいて、毎年、相手国の排他的経済水域(EEZ)に入漁していましたが、2016年7月から1年間の交渉が決裂となって以降、難航が続き、相手国の排他的経済水域に入漁できなくなっています。