韓国でもっとも長く、世界では5番目に長い海底トンネル「保寧海底トンネル」が着工から7年ぶりに貫通しました。
国土交通部が発表したところによりますと、韓国の西海岸にある忠清南道(チュンチョンナムド)保寧(ポリョン)市大川(テチョン)港と元山(ウォンサン)島を結ぶ長さ6927メートルの海底トンネルが10日、貫通したということです。
「保寧海底トンネル」は、保寧市と泰安郡(テアングン)を結ぶ14.1キロの保寧泰安国道の一部です。
自動車専用トンネルとしては、日本の東京湾アクアライン(9.5キロ)、ノルウェーのBomlaフィヨルド(7.9キロ)、エイクサンド(7.8キロ)、オスロフィヨルド(7.2キロ)に続いて世界で5番目に長い海底トンネルです。
上り、下りの2車線分離構造で、2012年11月に着工し、ことし2月に上り区間が貫通したのに続いて、今回下り区間が貫通しました。
保寧泰安国道の建設には合わせて6879億ウォンが投じられ、2021年末の開通を目指しています。完成すれば、これまで既存の道路で90分かかっていた区間が、10分に縮まります。