北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が、故金大中（キム・デジュン）元大統領の妻で、10日に死去した李姫鎬（イ・ヒホ）夫人の葬儀に際して贈った弔花が、特殊な処理によって半永久的に保存されることになりそうです。
金大中平和センターが16日、発表したところによりますと、金委員長が贈った弔花を半永久的に保存する案について、関係者による会議を開いて検討することにしたということです。
通常、弔花は、葬儀が終われば廃棄されますが、北韓が金委員長の妹の金与正（キム・ヨジョン）党第１副委員長を板門店に派遣し、金委員長の名義で弔意と弔花を伝達しただけに、そのまま廃棄するのは難しいという見方が出ています。
金大中元大統領が2009年8月に死去した際、当時の金正日（キム・ジョンイル）国防委員長の名義で贈られた弔花も、特殊な処理が施され、金大中図書館に保管されています。