韓国政府が国連の世界食糧計画(WFP)を通して、北韓に韓国産のコメ5万トンを支援する方針を決めたことについて、アメリカ国務省は支持する立場を表明しました。
アメリカの政府系メディアのRFA=自由アジア放送によりますと、アメリカ国務省は、「アメリカ政府としては、今のところ、北韓に対して人道支援を行う計画はない」としながらも、韓国政府が北韓にコメ5万トンを支援する方針を決めたことについては、「トランプ大統領は、先月7日の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で、韓国による北韓への食糧支援に対し、支持を表明した」と述べ、支持する考えを示したということです。
アメリカ国務省は、そのうえで、「支援した食糧が北韓の住民にきちんと届くことが重要だ。支援した食糧が転用されないよう、WFPがきびしく監視するものと信じている」と強調したということです。