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サイエンス

白頭山噴火の兆し 専門家が南北の共同研究の必要性強調

Write: 2019-06-27 10:43:20

白頭山噴火の兆し 専門家が南北の共同研究の必要性強調

Photo : YONHAP News

北韓の白頭山(ペクトゥサン)の大規模な噴火を想定し、韓国と北韓の専門家らが協力して研究に取り組むとともに、政府レベルの支援と対策が必要だという意見が出ています。
韓国地質資源研究院は26日、白頭山の火山研究に向けた南北交流をテーマに会議を開きました。この日の会議は、白頭山がいつ、どれほどの規模で噴火するかに関する予測データを共有し、南北間の研究を活性化するための対策を講じるために開催したということです。
韓国地質資源研究院によりますと、白頭山は、地下に巨大なマグマが存在する活火山で、西暦946年に発生した大噴火は、過去1万年で最大規模の噴火とされています。
近年、白頭山で火山噴火の兆候とみられる火山性地震や、ガス噴出、地殻変動などが相次いで観測されていて、2002年から2005年にかけては、火山性地震が3千回以上観測されています。
研究院はこの日、白頭山を現地調査するためにも南北の共同研究が欠かせないと主張した上で、「探査を通じて分析のための戦略を立て、各分野の専門家が共に研究する雰囲気づくりが重要だ」と強調しました。
この日の会議に出席した共に民主党のイ・サンミン議員は「白頭山の火山災害について科学的なアプローチが必要であるという認識を広め、人道主義に基づいた対応策を練る必要がある」としたうえで「南北の共同研究を早期に実現するために、政府レベルの支援策づくりに積極的に取り組む」と述べました。

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