過激派組織「イスラム国」（IS）に共鳴し、テロを計画した疑いで20代の韓国人男性が軍検察と警察当局の取り調べを受けていることがわかりました。
国防部によりますと、軍検察と警察当局による作業部会は、テロ防止法違反や軍用物資窃盗の容疑で23歳の男性を逮捕したということです。
この男性は2016年から最近まで、イスラム国のテロ活動の映像や資料を集め、インターネットに掲載したとされます。
またおととし10月には、首都圏にある陸軍部隊に入隊し、陸軍工兵学校で爆破兵特技教育を受けた際に、軍用爆発物の点火装置を盗んだとされます。
捜査当局は、この男性がイスラム国の戦闘員や支持者らが使う秘密のアプリケーションを携帯電話にインストールし、戦闘員とみられる人物から電子メールを受け取った状況も確認しているということです。
この男性は今月2日に除隊しているため、軍用物資窃盗の容疑については軍検察が、テロ防止法違反容疑については警察がそれぞれ捜査することになります。
韓国でイスラム国とかかわりのあるテロ計画の疑いが発覚したのは初めてです。