来年度の最低賃金がことしより2.9%引き上げられ、時給8590ウォンに決まりました。
最低賃金を審議する最低賃金委員会は12日、全体会議を開き、来年度の最低賃金を2.9%引き上げて、時給8590ウォンとすることを決めました。
最低賃金は、去年は16.4%、ことしは10.9%と2桁の上昇を続けましたが、来年度は1桁に抑えられました。
これは、政府や与党内で上がっていた、「最低賃金の引き上げのスピードを調整する必要がある」という声を反映したものとみられます。
これにより、任期内に最低賃金を1万ウォンに引き上げるとしていた文在寅(ムン・ジェイン)政権の公約は、事実上実現が難しくなりました。
来年度の最低賃金は、来月5日までに雇用労働部長官が告示すれば、来年1月1日から適用されることになります。