ソウルの日本大使館が入ったビルに車で突入しようとして警察に制止された70代の男性が、乗っていた車に火をつけ、重いやけどを負い病院に収容されましたが、その後、死亡しました。
警察によりますと、19日午前3時20分ごろ、ソウル鍾路(チョンノ)区の日本大使館が入居するビルの前で乗用車が炎上し、乗っていた70歳の男性が全身に重いやけどを負い、病院に運ばれました。しかしその後、死亡したということです。
この男性は日本大使館の入ったビルに車で突入しようとしましたが、警察に制止され、そのあと、乗っていた車に火をつけたとみられます。
車内からは、ガソリンなど引火性の液体が見つかったということです。
警察によりますと、この男性の義理の父は元徴用工だったということで、家族から詳しい事情を聞いて動機などを調べています。