韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は日本による輸出規制強化をめぐって、アメリカのペロシ下院議長と日本の大島理森衆院議長にそれぞれ親書を送りました。
国会の報道官が23日、記者会見で明らかにしたところによりますと、「日本の閣議で今週中にも韓国をホワイト国から除外することが決まる可能性があるため、アメリカと日本をそれぞれ訪れる国会の代表団が出発する前に、文議長が外交ルートを通じてアメリカと日本の議会議長に親書を送った」ということです。
文議長は親書で、「日本による輸出規制の強化は、自由で公正な貿易に反する」と指摘し、「ホワイト国からの除外のような追加の措置が取られる場合、韓日関係は取り返しがつかないほど悪化する可能性がある」として懸念を表明しました。
文議長は日本に対しては、追加の措置を自制し、早急に外交的に解決していくことを促し、アメリカに対しては、韓日米安全保障の基本精神の根幹が揺るがないよう適切な役割を果たしてほしいというメッセージを親書に盛り込んでいるということです。