日本の韓国に対する半導体素材の輸出規制が世界の半導体市場に与える影響がはっきりするのは、第3四半期以降になるとの予測が出されました。
台湾の市場調査会社「ディーラムエクスチェンジ」は1日、半導体市場の見通しに関する報告書を発表し、「日本の半導体素材の輸出規制が及ぼす影響は、第3四半期以降に明確になる」との予測を示しました。
そのうえで、「日本は、フッ化水素市場で60~70%のシェアを占めているが、他の国でもフッ化水素を生産している。サムスン電子とSKハイニックスは、2.5か月程度の在庫を保有しているため、短期的には問題ない」としました。
ただ、一部の供給者たちが、輸出規制を根拠に半導体の価格を引き上げているため、第3四半期の半導体の価格を予測するのは難しいとしました。
一方、日本による韓国の「ホワイト国」除外については、「韓国は、最恵国待遇から除外されるのであって、制裁や規制ではない」とし、「敏感な品目を輸出する際に、台湾などの地域と同じように、綿密な検討を経なければならないだけである」と主張しました。