メニューへ 本文へ
Go Top

韓半島

米の地対地超えるミサイルか 北韓が10日発射

Write: 2019-08-12 11:49:05Update: 2019-08-16 04:02:36

Photo : YONHAP News

北韓が10日未明に東部の咸興(ハムン)付近から発射した短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体2発が、アメリカ軍の地対地ミサイル「ATACMS」と似ているとする分析が出ています。
北韓は、ロシア製の短距離弾道ミサイルをもとに開発した北韓版「イスカンデル」と、大口径操縦放射砲の試験発射に続いて、この新型の地対地ミサイルを開発したことになり、通常兵器の近代化が進んでいるとする見方が広がっています。
また、北韓のミサイル攻撃の兆候を探知した際に先制攻撃する、韓国軍の「キル・チェーン(Kill Chain)」システムを無力化させることをねらった開発も進めているものとみられます。
北韓の朝鮮中央通信によりますと、試験発射を視察した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、「党が構想したもう一つの新しい兵器が登場した」として、大きな満足の意を示したということです。
一方、10日に発射された飛翔体は、アメリカの地対地ミサイル「ATACMS」 と似ているとの指摘が出ていますが、形と飛行特性は異なるとの分析が出ています。
「ATACMS」 は、直径60センチの飛翔体をマッハ3の速度で300キロ先まで打ち上げることができ、手榴弾と同じ威力を持つ子弾をおよそ950個搭載しています。
そして一回の発射で、サッカー場3~4面に相当する面積を完全に焼き払うことができるとされていますが、北韓のミサイルは、これよりもさらに大きく、最大速度も「ATACMS」より速いマッハ6.1以上とみられています。
専門家は、今回公開されたミサイルの射程距離が500キロ前後であると推定し、平壌より南に配置される場合、韓国全域が射程圏内に入るとみています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >