3年連続で800万人を超えていた韓国プロ野球の観客動員数が、今シーズンは700万人台にとどまりそうです。
韓国野球委員会KBOによりますと、全体の試合の75%が終わった12日の時点で、観客動員数は去年の同じ期間に比べて8%減って、延べ569万6000人だったということです。
このまま推移すれば、去年より6~7%減って750万~760万人台となり、800万人突破は事実上難しいとみられるということです。
KBOは、ことしはシーズン序盤から10チームのうち上位5チームと下位5チームの成績の二極化が目立ち、ファンの関心が遠のいたことや、地方の人気チームの成績不振が影響を及ぼしたとみています。
観客動員数をチーム別に見ますと、馬山に新しい球場をオープンさせたNCダイノスだけが59%増え、残りの9チームの観客動員数はすべて減っています。
なかでも、これまで観客動員数が多かった光州の起亜タイガース、大田の韓火イーグルス、釜山のロッテ・ジャイアンツの減少幅が目立っています。