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政治

外交努力で打開を 文大統領のメッセージ

Write: 2019-08-15 14:24:32Update: 2019-08-15 16:33:07

外交努力で打開を 文大統領のメッセージ

Photo : YONHAP News

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、「光復節」での式辞で、日本との「対話の扉」は開かれていることを強調しました。
ことしの光復節の大統領演説は、韓日関係が悪化の一途をたどるなか、今後の韓国政府の方針を探るバロメーターとして大きな関心を集めていました。
式典の演説で文大統領は、韓日対立の導火線となった元徴用工問題を含め、慰安婦問題など具体的な歴史問題には一度も触れず、「われわれは日本と共に植民地時代の被害者の苦痛を治癒するために取り組み、歴史を鑑みて固く手を握る立場を堅持してきた。過去を省みることは、過去にとらわれることではなく、過去を土台にして未来へと歩むことだ」と述べ、未来志向の関係の重要性を強調しました。
また、一部でボイコットすべきとの声も出ていた東京オリンピックについて、友好と協力の場にすると述べました。
文大統領はまた演説で、東アジアの平和と繁栄のための韓日協力の必要性に重点を置き、日本を直接的に刺激するような発言はしませんでした。
これは、過去の歴史問題には断固とした対応をとりながらも、未来志向の韓日関係を目指すという、いわゆる「ツートラック基調」で、現在の韓日対立についても外交努力を通じた解決を模索するという韓国政府のメッセージが込められているとの見方が出ています。

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