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政治

韓国 日本との軍事情報協定を破棄

Write: 2019-08-22 18:57:18Update: 2019-08-23 17:50:01

Photo : YONHAP News

韓国と日本が安全保障上の機密情報を共有するための「韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」について、韓国政府は22日、破棄すると発表しました。
大統領府青瓦台の高官は、22日午後に行われた会見で「関係閣僚らが出席する国家安全保障会議(NSC)で、この協定の終了を決めた」とした上で「更新期限内に外交ルートで日本政府に通告する」としました。
韓日軍事情報包括保護協定は、日本と韓国が2016年に締結したもので、両国のうちどちらかが拒否しなければ自動的に1年延長される仕組みで、更新期限は今月24日です。
この高官は、「日本政府が今月2日に明確な根拠を示さなずに安全保障上の問題が発生したという理由で、輸出管理の優遇対象国から韓国を除外したことが、両国間の安保協力環境に重大な変化を招いた」と指摘しました。
その上で「こうした状況で、政府は安全保障上敏感な軍事情報の交流を目的に締結された協定を継続させるのは、国益に合致しないと判断した」と述べました。
韓国国内では日本の韓国に対する輸出管理の強化に対抗して軍事協定を破棄すべきとの声がある一方で、韓米同盟に与える影響や韓日米の安保協力の重要性を考慮して維持すべきとする意見も出ていました。
協定の破棄が決まったことで、経済問題に端を発した韓日の対立は安全保障分野にも波及する形となりました。

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