韓国と日本の対立が深まるなか、両国間の最大の文化交流イベント「韓日交流おまつりin Seoul」が「おまつり15年、新たな明日へ」をテーマに1日、ソウルの総合展示場COEXで開かれました。
主催者側は具体的な来場者数を明らかにしませんでしたが、このイベントに毎年参加していた人たちは、来場者数が去年よりめっきり減ったと話しています。
また万が一の事故に備えて、警察や警備員が会場内外に配置されました。
会場には48のブースが設置され、参加者らは両国の食文化や伝統的な遊びなどを体験し、日本の観光情報を共有しました。
このうちもっとも人気があったのは、着物など日本の伝統衣装やけん玉など日本の伝統遊戯を体験するブースでした。
大学で日本語を専攻している20歳の韓国人参加者は、「これから日本関係の仕事をしたいが、韓日の対立が深まり、将来への不安が募っている」と話していました。
韓国の大学に交換留学し、このイベントにボランティアとして参加した22歳の日本人は、「会場ががらがらになるのではないかと心配したが、日本が好きな人がまだいっぱいいるんだと感じて、嬉しかった」と感想を語りました。
韓日交流おまつりは、2005年に韓日国交正常化40周年を記念して初めて行われ、韓国と日本が共同で主催する最大規模の文化交流行事で、日本では今月28日と29日に東京の日比谷公園で「日韓交流おまつりin Tokyo」が開かれる予定です。