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サイエンス

絶滅危惧種のミゾゴイ 済州島で繁殖を確認

Write: 2019-09-05 10:35:59

絶滅危惧種のミゾゴイ 済州島で繁殖を確認

Photo : KBS News

絶滅危惧種に指定されている渡り鳥の「ミゾゴイ」が夏に韓国の済州島に飛来し繁殖していることが確認されました。
韓国鳥類保護協会の済州支会は4日、ミゾゴイのオスとメスが1羽ずつ、雛が4羽と、合わせて6羽が済州島で生息していることが確認されたと発表しました。
ミゾゴイは、国際自然保護連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリスト、レッドリストで絶滅危惧種に指定されていて、 農地の開発や伐採などによる生息環境の悪化が原因で、現在の生息数は世界で1,000羽以下と推定されています。
ミゾゴイは、韓国へは夏に訪れる渡り鳥で、繁殖が確認されることは滅多になく、2009年に済州島で初めて生息が確認されて以来、韓国で繁殖が確認されたのは今回で2回目です。
今回の発見について、鳥類協会は「今回ミゾゴイの巣が発見されたことで、済州島の渓谷や森などでミゾゴイが毎年、繁殖している可能性があるということが証明された」とコメントしました。
済州自然生態公園の専門家は「ミゾゴイの繁殖が確認されたのは、済州島の自然環境が保たれ、生態としての価値が高いということを意味する。絶滅危惧種の保全に向け、渓谷や森など生息地をこまめにモニタリングすることが大事だ」と話しています。

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