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国際

補佐官解任は北韓への安全メッセージか トランプ米大統領

Write: 2019-09-12 13:56:19Update: 2019-09-12 15:06:15

補佐官解任は北韓への安全メッセージか トランプ米大統領

Photo : KBS News

アメリカのトランプ大統領は、ホワイトハウスで安全保障政策を担当していたボルトン大統領補佐官を解任したことについて、北韓との核交渉で、核放棄をした後でないと制裁を解除しない「リビア方式」を言及したことが主な理由だと述べました。
トランプ大統領は11日、ホワイトハウスで行われたインタビューで「彼(ボルトン氏)が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に向けてリビア方式に言及したのは、大きな間違いだった」と批判しました。
北韓が今月下旬に交渉を再開する意向を示したなか、トランプ大統領が北韓が強く反発していたリビア方式を否定したことから、今後、米朝間の非核化交渉に拍車がかかるものとみられます。
「リビア方式」とは、まずは核を放棄させ、そのあとで経済支援や関係の正常化を行う手法で、リビアは2003年3月、当時のカダフィ政権が大量破壊兵器を放棄して非核化を履行したことによって、2006年にアメリカとの国交が正常化しました。しかしカダフィ政権はその後崩壊し、最高指導者のカダフィ大佐は殺害されました。
今回のトランプ大統領の発言で注目されるのは、トランプ大統領が「カダフィ大佐がどうなったか思い出してほしい」と何度も述べたことです。
これは、金正恩委員長がカダフィ大佐のような末路をたどることはないことを示唆することで、金委員長に対し安全を保障するメッセージを送ったではないかという見方が出ています。
北韓とアメリカは、6月に板門店(パンムンジョム)で行われた突然の米朝首脳会談で非核化に向けた実務交渉の再開に合意したものの、これまでは膠着状態となっていました。対北韓政策で強硬派を代表する人物だったボルトン補佐官を解任したことは、北韓が9日に示した対話の意向に積極的に答えたものだとする解釈も出ています。

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