韓国と日本は、来週ニューヨークで開かれる国連総会に合わせて外相会談を開く方向で調整を行っているもようです。
外交筋が17日、明らかにしたところによりますと、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は来週、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に同行して国連総会に出席し、これに合わせて、アメリカや日本を含む6、7か国の外相と2国間会談を開く方向で調整を行っているということです。
韓日外相会談が実現すれば、康長官は新任の茂木敏充(もてぎ・としみつ)外相と初めて対面することになります。
ただ、韓日外相会談が開かれても、関係改善の糸口を見出すのは簡単ではありません。
茂木外相は今月13日の記者会見で、最高裁にあたる韓国大法院の徴用工判決について、「判決は韓日請求権協定に明確に違反している」とし、日本のこれまでの立場を改めて表明しました。
一方、外相会談を前に局長級協議の開催も調整が進められています。
外交部の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長は、今月初めに就任した外務省の滝崎成樹(たきざき・しげき)アジア大洋州局長と初めて対面することになります。
外交部の当局者は、「まずは実務レベルで初顔合わせを行い、その結果を受けて、外相会談を行う運びとなるだろう」と話しています。