様々な疑惑が取りざたされる曺国(チョ・グク)法務部長官の任命をめぐって、全国の大学教授で構成される団体が19日、曺長官の辞任を求める声明を発表しました。
大学教授による団体「社会の正義を望む全国教授会」はこの日、大統領府青瓦台前の広場で記者会見を開き「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は曺長官ではなく、社会の正義を立て、国民的な同意を得られる人物を長官に任命するよう求める」という声明を発表しました。
また「各種の不正が疑われている曺長官夫人は、娘の大学院入学のために文書を偽造した疑いで起訴されたにも関わらず、文大統領は任命を強行し、社会の正義と倫理を崩した」と主張しました。
「社会の正義を望む全国教授会」は、13日からネット上で曺長官の任命を糾弾する宣言書を公開し、全国の教授や元教授から署名を集めたところ、19日現在で3396人が参加したと明らかにしました。
一方、同じ19日には、韓国の名門大学として並ぶソウル大学と高麗(コリョ)大学、延世(ヨンセ)大学で、曺長官の辞任を求めるろうそくデモが同時に開かれる予定です。