メニューへ 本文へ
Go Top

政治

韓米、早ければ今週中に防衛費分担金交渉開始

Write: 2019-09-23 10:22:58Update: 2019-09-23 11:31:28

韓米、早ければ今週中に防衛費分担金交渉開始

Photo : KBS News

早ければ今週中に開かれるとみられる11回目のSMA=韓米防衛費分担金特別協定交渉で、韓国に対して防衛費分担金の増額を求めるアメリカの圧力は強まると見込まれています。
アメリカのトランプ大統領は、前回のSMA交渉後、韓国に対して防衛費分担金の引き上げを要求したのをはじめ、最近も韓国を「非常に豊かな国」だと述べるなど、分担金の増額を求める従来の立場を維持しています。
トランプ大統領は韓国時間の24日午前、国連総会を機にニューヨークで開催される韓米首脳会談でも、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対して、防衛費分担金の大幅な引き上げを要求するものとみられます。
アメリカは、韓国がことし負担する防衛費分担金1兆389億ウォンの6倍に当たる年間およそ6兆ウォンが在韓米軍の運用費として使われているため、韓国の防衛費分担金は大幅に不足していると主張しています。
アメリカは、直前のSMA交渉でも、防衛費分担の3つの項目である▲米軍基地の韓国人労働者の人件費▲軍事建設費▲軍需支援費のほか、米軍の戦略爆撃機などの投入費用を分担するための作戦支援費を新たに加え 、分担金の大幅な増額を要求しました。
交渉の末、アメリカが要求した作戦支援費の新設は撤回となりましたが、交渉の有効期限を1年に制限したため、アメリカが今後の交渉カードとして「作戦支援」項目の新設を再び使う可能性があります。
これに対して、韓国政府は、在韓米軍の人件費と米軍の戦略資産の投入費用を要求するのは、在韓米軍の駐屯費用について協議するSMA交渉の範囲を外れるとして、従来と同様に反論するものとみられます。
韓国とアメリカは、韓国駐留アメリカ軍との間の地位協定(SOFA) に従い、在韓米軍の駐屯に必要とされる施設と敷地は韓国が無償で提供し、在韓米軍の維持費はすべてアメリカが負担することになっていますが、1990年代から「特別協定」を結び、防衛費を分担しています。
韓国とアメリカは、今週中にもソウルで行われる予定の防衛費分担金交渉にむけて最終調整を行っています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >