2013年にソウルでオープンした飲食店やカフェなどの店舗のうち48%が、ことし9月末までの間に廃業していたことがわかりました。
3日に公表された統計によりますと、2013年に開店した飲食店やカフェ、コンビニ、マートなど3万1318店舗のうち48%が今年9月末の時点で廃業しています。
食品衛生業の廃業率が高くなっている背景には、人件費や賃貸料の高騰、景気の減速による消費の冷え込みなどがあるとみられています。食品衛生業は、スターバックスのような直営店も一部ありますが、個人事業主と加盟店主が運営するケースが多くみられます。
2013年にオープンしたカフェは全部で3199店舗で、そのうち45%が廃業しています。廃業したカフェのほとんどは個人事業主が営業する小規模カフェでした。一方、2013年にオープンしたスターバックス68店舗のうち、廃業した店舗は一か所もなく、廃業率は0%となっています。現代経済研究院は「雇用状況が悪化して十分に準備せずに起業する人が増え、自営業の廃業率が高くなっているとみられる。飲食店は増え続ける一方、消費が追い付けていない」と説明しました。