今月22日に行われる日本の天皇の「即位礼正殿の儀」に、韓国からは文在寅(ムン・ジェイン)大統領ではなく、李洛淵(イ・ナギョン)国務総理が参列する方向で最終調整しているもようです。
NHKが9日、日本政府関係者の話として伝えたところによりますと、関係悪化が続く韓国からは、文在寅大統領の参列は見送られ、李洛淵国務総理が参列する見通しで、安倍首相と短時間会談することも検討されているということです。
天皇が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」は、今月22日に東京の皇居で行われ、およそ200の国と地域や国際機関の要人が参列する予定です。安倍首相は、儀式が行われる22日前後に、およそ50か国の要人らと会談する方向で調整しています。
韓日関係は元徴用工訴訟をきっかけに対立が深まっており、首脳会談は去年9月を最後に1年以上、開かれていません。
李洛淵国務総理は、先月、日本側の超党派の日韓議員連盟の幹事長を務める自民党の河村建夫元官房長官とソウルで会談し、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄と日本の輸出管理の強化を、一括解決する案を提案しています。