韓国の人気アイドルグループBTS＝防弾少年団は11日（現地時間）、サウジアラビアの首都リヤドのキング・ファハド国際スタジアムでワールドツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」の公演を行いました。
同国のスタジアムで海外のアーティストが公演を行ったのは、今回が初めてです。
サウジアラビアでは、公共の場で踊ることすらタブー視されているなか、様々なパフォーマンスが披露されるBTSの公演に熱狂する女性たちの姿を見た現地の人も驚いている様子だったということです。
リーダーのRMは、「皆さんが遠くから僕たちをたくさん応援してくれていることを知っている。今日は、長い間僕たちを待っていてくれたBTSのファン『ARMY』たちのためのお祭りだ」と挨拶しました。
会場では、全身を覆う黒い「アバヤ」や髪などを覆う「ヒジャブ」などを身に着けた女性ファンたちが1曲目の『Dionysus』から総立ちとなり、ヒット曲『Boy With Luv』や『Fake Love』などをBTSと一緒に熱唱する姿が見られました。
BTSは、2時間40分の間、計24曲を披露し、スタジアムを埋め尽くしたファンに感謝の気持ちを伝えたということです。