文在寅(ムン・ジェイン)大統領による来年度予算案に関する政府の施政方針演説が22日、国会で予定されていますが、このなかで、曺国(チョ・グク)前法務部長官をめぐって賛否が激しく対立し、分断した国民をまとめるためのメッセージが出されるかどうかに関心が集まっています。
文大統領による施政方針演説は、政界に向けても、対立の解消への協力を呼びかけるものとみられます。
こうしたなか、文大統領は21日、宗教指導者を大統領府青瓦台に招いて昼食会を開きました。
文大統領はこの席で、検察改革が曺国前法務部長官をめぐる問題によって政治問題化し、世論を真っ二つに分ける要因となっているとして、国民統合に果たす宗教指導者の役割に期待を表明しました。