政府系シンクタンク、KDI=韓国開発研究院は11月の「経済動向」を発表し、最近の韓国経済について「不振」から抜け出す見通しが立っていないと指摘しました。
KDIは、去年11月から今年3月までは、景気判断を「鈍化」としていましたが、4月以降は8か月連続で「不振」という判断を示しています。
韓国経済は最近、設備投資や輸出、生産分野で低調な伸びが続いています。9月の全産業の生産は前年同月比0.5%増と、4か月連続で増加率が1%を下回っています。 9月の設備投資は機械類と輸送装備を中心に前年同月比1.6%減少しました。10月の輸出は半導体などが振るわず、前年同月比14.7%減少しました。輸入は14.6%減でした。
KDIは「輸出が良くないため製造業などの生産が影響を受けざるを得ない。今のところ不振から抜け出す見通しは立っていない」と指摘しました。