韓国製の自動車の輸出がことしに入って伸び悩んでいるなか、韓国製の電気自動車の輸出は伸び続け、去年の同じ期間に比べておよそ2倍に増えたことがわかりました。
産業通商資源部と韓国貿易協会などが11日、発表したところによりますと、ことし1月から先月までの電気自動車の輸出額は、去年の同じ期間に比べておよそ2倍に増えて25億6600万ドルだったということです。
全体の自動車の輸出額が6.5%増えて357億7900万ドルにとどまったのを考えると、目覚しい伸び率です。
電気自動車の輸出額は先月まで33か月連続で、前の年の同じ月に比べて伸び続けていて、年間の輸出額はことし初めて30億ドルを超える見通しです。
全体の自動車の輸出額に占める電気自動車の割合も、去年4.4%だったものがことし1月から先月までは7.3%に上昇しました。
なかでも先月は9.2%に上り、近く10%を超えるとみられます。
政府関係者は、「インフラが整っているアメリカや最近需要が伸びているEU=ヨーロッパ連合の国々を中心に、電気自動車の輸出市場が拡大している。おかげで、去年マイナスとなった自動車の輸出が、ことしは増加に転じた」と説明しています。