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政治

韓国外相、アメリカ訪問を検討中 GSOMIA終了に対する不満受けて

Write: 2019-11-14 15:29:29

韓国外相、アメリカ訪問を検討中 GSOMIA終了に対する不満受けて

Photo : YONHAP News

GSOMIA=韓日軍事情報包括保護協定の終了をめぐって、協定を維持すべきとするアメリカ当局者らの発言が相次いでいることを受けて、外交部の康京和長官は、アメリカ訪問を検討していることがわかりました。
韓国とアメリカは14日、両国の参謀議長が参加する韓米軍事委員会を開催しました。また、15日には両国の国防長官が参加する韓米安全保障協議会が開かれます。
会議に参加するため韓国を訪問したアメリカのミリー合同参謀議長とエスパー国防長官は、GSOMIAを延長すべきだと、それぞれ発言しました。
これを受けて、外交部の康長官は、GSOMIA終了が韓米関係に及ぼす影響を最小化させるべく、アメリカ訪問を検討しているということです。
康長官のアメリカ訪問が実現すれば、23日のGSOMIA終了に先立って、アメリカ政府に対して「GSOMIA終了が避けられないこと」や「この決定は、韓米関係とは関係ないこと」を改めて説明するものと見られています。
8月22日にGSOMIAの終了を決定した直後、康長官はポンペイオ国務長官と電話で会談し、韓国の立場を説明しましたが、当時、ポンペイオ国務長官は「失望した」との反応を示しました。
康長官が、当初、予定していなかったアメリカ訪問を調整しているのは、GSOMIA終了をめぐるアメリカ側の圧力が予想以上に強いことが、その理由だと分析されています。
アメリカは、GSOMIAを北韓や中国を牽制するための韓米日の安全保障協力の象徴として考えていることから、一部ではGSOMIAを終了した場合、韓米同盟の管理により多くの費用が必要となり、ひいては防衛費分担交渉などで韓国にとって不利になりかねないとの見方も出ています。
康長官はまた「GSOMIAの延長を検討するためには、まず日本が輸出規制を撤回すべき」という点を強調し、アメリカの日本に対する働きかけを要求する可能性もあるとされています。
一方、康長官は22日から23日、名古屋で開かれるG20外相会合への参加も前向きに検討しています。
参加することになれば、日本の茂木敏充外相と会談し、GSOMIAをめぐる最後の交渉が試みられる可能性もあります。
また、仮にこの会談で突破口を見出すことができなくても「韓日の外交チャンネルは通常通りに稼働している」というメッセージを示すことができると見られています。

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