アメリカのエスパー国防長官と ミリー統合参謀本部議長 、 エイブラムス在韓米軍司令官、 ハリス韓国駐在アメリカ大使が15日、そろって大統領府青瓦台を訪問することが分かりました。
エスパー長官らは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と面談し、GSOMIA=韓日軍事情報包括保護協定を維持しなければならないとするアメリカ政府の立場を伝えるものとみられます。
ただ、韓国政府は一貫して、日本が韓国に対する輸出規制強化措置を撤回しなければ、GSOMIA終了は避けられないとの立場を示しています。
文大統領は、今回の面談の場で、韓国政府のこうした立場を伝えるものとみられます。
青瓦台関係者は、政府がGSOMIAと関連して立場を変える可能性について、簡単に変えられない事案であると明らかにしました。
こうした中、韓日外交当局間の局長級会議が15日、日本の外務省庁舎で開かれ、終了を1週間後に控えたGSOMIAと関連し、意見交換を行いました。
また、来週には、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官がアメリカを訪問し、ポンペイオ国務長官などに対して、韓国政府の立場を説明するとされています。
大統領府青瓦台は、最後まで外交努力を傾け、来週のNSC=国家安全保障会議常任委員会でGSOMIA終了に関する最終検討を行うものとみられます。