韓国の日本に対する貿易収支の赤字は、16年ぶりに過去最低値を更新する見通しです。
産業通商資源部と韓国貿易協会が18日発表したところによりますと、ことし10月までの日本に対する貿易収支の赤字は163億6600万ドルで、前の年の同じ時期に比べて20.6%減りました。
1月から10月まででは、2003年以降、最も低い数値で、過去最高値を記録した2010年の半分程度となっています。
また、現在のペースが続けば、ことしの対日貿易赤字は、2003年以来、16年ぶりに200億ドルを下回る見通しです。
赤字幅が縮小した背景には、半導体分野の不振によってサムスン電子やSKハイニックスが部品や設備の輸入を減らしたことや、日本製の自動車など主な消費財の輸入が減少したことがあると見られています。