鄭景斗（チョン・ギョンドゥ）国防部長官は、GSOMIA＝韓日軍事情報包括保護協定の終了をめぐって、アメリカは韓国だけでなく、日本にも強い圧力をかけているという見方を明らかにしました。
第６回拡大ASEAN国防相会議（ADMMプラス）に参加するためにタイ・バンコクを訪れた鄭長官は17日午後（現地時間）に行った記者会見で、GSOMIAの失効が迫るなかでのアメリカの反応についての質問に対し「アメリカは、GSOMIAを韓日米安全保障協力の象徴として考えている。アメリカの立場としては韓日米の協力維持が重要なだけに、GSOMIAを維持するよう、韓国だけでなく日本にも強く圧力をかけている」と述べました。
また「今回の韓日・韓日米国防相会談で日本側の立場に変化はあったか」という質問に対して、鄭長官は「努力はしたがすっきりするような答えは聞けなかった。平行線をたどっていると見ていいだろう」と答えたうえで「GSOMIAは、国防部レベルで解決できる事案というよりは、両国が政府レベルで解決すべき問題だ」と語りました。
鄭長官はまた、GSOMIAの今後の行方について「そうなってほしくないが、現在の状況からすると、変化は起こらないものと思われる」と述べ、GSOMIAが終了するだろうとする考えを示しました。