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社会

相次ぐ芸能人の自殺 悪質コメント禁止求める声広がる

Write: 2019-11-26 12:53:03Update: 2019-11-26 13:59:18

相次ぐ芸能人の自殺 悪質コメント禁止求める声広がる

Photo : KBS News

韓国の女性グループ「KARA」の元メンバーで歌手のク・ハラさんが24日自宅で遺体で見つかり、自殺の可能性が高いとみられています。
人気女性アイドルグループ「f(x)」の元メンバーだったソルリさんも、14日に自ら死を選んでいます。
2人は生前、ネット上の悪質な書き込みに苦しめられていたことが知られているため、再びこの問題について声があがっています。
芸能人が悪質な書き込みに対処する方法は事実上、名誉棄損などで訴えることしかありません。
現行の法律では、インターネットなどを使ってうその事実で他人の名誉を傷つけた場合、7年以下の懲役または5000万ウォン以下の罰金に処すことができると定めていますが、実際には、ネット上の悪質な書き込みは、ほとんどが低い罰金にとどまっています。
韓国では、ネット上への書き込みに実名登録を必要とする「インターネット実名制」が2007年にポータルサイトなどを中心に導入され、2012年に憲法裁判所の違憲決定によって廃止されていますが、この制度の再導入を求める声が上がっています。
さらに、ネット上の悪質な書き込みを規制するための法案が国会に提出されていますが、審議が進んでいません。
ポータルサイト「ダウム」は、芸能ニュースのコメント欄を廃止していますが、「ネイバー」は、ののしり言葉だけを制限しており、ほかのサイトでは、なんら制限がありません。
悪質な書き込みを根絶するためには、制度の見直しとともに、ネットユーザーらの意識の変化が重要だと、業界関係者は口をそろえています。

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