現代自動車は26日、インドネシアにASEAN＝東南アジア諸国連合地域では初となる完成車工場を建設する基本合意文書に調印しました。
調印式典には、インドネシアのジョコ大統領も出席しました。
建設地は、ジャカルタの東側に位置するブカシ市で、15億5000万ドルを投資し、2021年終盤に生産を開始します。年間生産能力は15万台ですが、将来的には25万台にまで拡大する計画です。
スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）と多目的車（ＭＰＶ）を生産する予定で、東南アジア市場向けの電気自動車（ＥＶ）の生産も検討しています。
この工場で生産した完成車は、フィリピン、タイ、ベトナムなどASEAN地域に輸出する予定です。
現代自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）総括首席副会長は、「現代自動車の現地工場設立は、インドネシア政府の積極的な協力と支援を土台に成し遂げた成果だ。インドネシア政府のエコカー政策に積極的に対応し、ASEAN地域の発展にも持続的に寄与したい」と述べました。