2016年以降続いてきた韓日両国の国会議員による議会交流「韓日議会未来対話」の今年の開催が見送られる見通しです。
共同通信が1日に関係者の話として報じたところによりますと、慰安婦問題の解決に天皇の謝罪が必要だと主張した文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の発言に対する日本側の反発が根強く、開催に伴う文議長の日本訪問への嫌悪感が要因となり、今年の日本開催が見送られる見通しだということです。
文議長はことし2月にアメリカ・ブルームバーグとのインタビューで、当時の天皇を「戦争犯罪の主犯の息子」と表現し、天皇の謝罪で慰安婦問題が解決すると発言しています。
これに対し、日本政府が抗議し、文議長は何度か謝罪の意を示していますが、まだ文議長の発言が尾を引いている形となっています。
「韓日議会未来対話」は、両国が共通で直面した問題を未来志向的に議論するために2016年5月に東京で初めて開催され、それ以降、年1回程度の定例会合を続けてきました。