総合的な物価の動きを示すGDP=国内総生産デフレーターが、この20年で最低となりました。
GDPデフレーターは、名目GDPを実質GDPで割ったもので、総合的な物価の動きを示します。
韓国銀行が3日にまとめたところによりますと、ことし7月から9月までの第3四半期のGDPデフレーターは、去年の同じ期間に比べて1.6%下落し、1999年の第2四半期以降では最も大きな下げ幅となっています。
GDPデフレーターは、4四半期連続のマイナスとなっています。
ことし第3四半期にGDPデフレーターが大幅に下落したのは、消費者物価上昇率が0%台にとどまるなか、輸出価格が大幅に下がったためとみられています。
GDPデフレーターの下落幅が大きくなったうえ、消費者物価上昇率も0%台にとどまっており、デフレを心配する見方がさらに強まるとみられています。