康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と中国の王毅外相による韓中外相会談がおよそ5年ぶりにソウルで開催され、両外相は、韓中関係を完全に正常化すべきという点で一致しました。
4日、午後4時過ぎから2時間20分にわたってソウルの外交部庁舎で開催されたこの日の会談で、両外相は、次官級の人文交流促進委員会など、既存の韓中間の交流を活性化することで一致し、いわゆる「サード(THAAD)問題」以降冷え込んだ両国関係を完全に正常化すべきという点で一致しました。
両外相はまた、韓中両国が北韓の状況について幅広く共有し、北韓が年末を対話期限としたことが理由で、韓半島の緊張が高まってはいけないという点でも意見をともにしました。
そのほか、両外相は、首脳間の交流が重要だということで認識を共有し、
今月下旬に中国の成都で開かれる韓日中首脳会談の重要性を改めて確認し、中国側は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中に向けてしっかり準備するとの反応を示したということです。
王毅外相は5日に文大統領とも面談する予定ですが、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の韓国配備に反発し、韓流コンテンツを制限する「限韓令」などの措置をとった中国当局にどれだけの変化が見られるかに注目が集まっています。