文化体育観光部が9日に発表した「韓国人の意識・価値観調査」の結果によりますと、「全般的な状況を考慮した際に、どれほど幸せか」という質問に63.6%の国民が「幸せだ」と答えたほか、「韓国は暮らしやすいと思う」と思う国民が81.9%に上りました。
「韓国人の意識・価値観調査」は、1996年に始まったもので、2001年、2006年、2008年、2013年、2016年に次ぎ7回目となった今回の調査は、8月27日から9月27まで1か月にわたり成人男女5100人を対象に行われました。
韓国の伝統文化や遺物、精神文化、K-POPに対して「優れている」と答えた国民は、それぞれ93.3%、85.3%、92.8%といずれも過去最高となりました。
韓国社会における対立については「革新派と保守派の対立が大きい」と答えが91.8%で最も高く、2016年の調査に比べて14.5ポイント上昇していました。
経済的な二極化については、90.6%が「深刻だ」と答えていて、韓国が直面した最も深刻な問題は「雇用(31.3%)」が最も多く、これに次いで「少子高齢化(22.9%)」、「貧富格差(20.2)%」の順となっていました。
北韓については「協力の対象(42.0%)」、「助けるべき対象(8.8%)」など友好的な回答が50.8%で過半数を超え、2013年の44.4%、2016年の40.6%よりも高い数値となっていました。
一方で、統一については「急ぐ必要はない」という回答が61.1%で過去最高となり、「できるだけ早くすべき」という答えは11.1%にとどまりました。