イランがイラクに駐留するアメリカ軍基地にミサイル攻撃を行った8日にも、アメリカ空軍の偵察機が韓国上空を飛行したことがわかりました。
民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によりますと、アメリカ空軍の通信傍受用偵察機「RC-135W」が韓国の上空を高度9400メートルで飛行したということです。
飛行の日時は明らかにしていませんが、8日に飛行したものとみられます。
「RC-135W」は、遠距離からでも弾道ミサイルの軌跡を追跡できる最先端の偵察機で、前日にも京畿道(キョンギド)上空などを飛行しています。
また先月30日、31日、今月1日にも3日連続で韓国上空を飛行したとされます。
今回の飛行は、通常の作戦にもとづくものとみられ、イランによる攻撃で中東情勢が急変するなかでも、アメリカ軍の韓半島での偵察任務はこれまで通り遂行されているという見方がある一方、北韓の動向の変化を把握するため監視を強めたという見方も出ています。