北韓の労働新聞は12日、「今の情勢はアメリカとの長期的な対立を予告している」とし、昨年末に開催した党中央委員会総会で金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が強調した、制裁に屈せず自力で経済発展を実現するという「正面突破」の方針に対する正当性を強調し、内部結束を求めました。
労働新聞は12日、「アメリカは、われわれを対話のテーブルに引きずり出したが、朝鮮に対する敵対視政策を依然として踏襲している」とし、「対話と交渉の看板を掲げ、自分たちの政治・外交的な実利を取ると同時に制裁を維持することで、われわれの力を徐々に弱化させようとしている」と主張しました。
また、「今の情勢はアメリカとの長期的な対立を予告している」としたうえで、「われわれが今後も敵対勢力の制裁の中で生きなければならないことは既成事実だと考え、各方面で内部の力をより強化することが切に求められている」と強調し、内部結束を求めました。