中国政府は、太陽光電池パネルに使う韓国とアメリカ産のポリシリコンに対して課税したアンチダンピング関税の継続を決めました。
中国商務相が20日、ホームページで明らかにしたところによりますと、アンチダンピング関税の課税を中止すれば、韓国とアメリカのポリシリコン・メーカーによるダンピング輸出で、中国国内の産業に被害を与えかねないとして、課税継続を決定したということです。
関税の賦課期間は向こう5年間です。
中国はアンチダンピングに関する調査や再審査を行い、2014年から、韓国とアメリカから輸入されるポリシリコンに関税を賦課してきました。
中国商務相のこうした決定は、アメリカと中国が現地時間の15日に貿易交渉をめぐる第1段階の合意文書に署名して以来、初めて発表されたもので注目を集めています。