中央防疫対策本部は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1人確認されたと明らかにしました。
これで、韓国で確認された新型コロナウイルスの感染者は、11日午前9時の時点で28人となりました。
新たに感染が確認された人は30代の中国人女性で、韓国で3人目に感染が確認された患者の知人だということです。
自宅隔離中に検査を受けた結果、「陽性」と確認され、現在隔離病床で治療を受けています。
韓国で11人目に新型コロナウイルスの感染が確認された20代の韓国人男性は、入院から10日で完治し、退院しました。
これで、退院した人は4人となりました。
一方、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・湖北省武漢市から国民らを帰国させるための政府チャーター機の第3便が、11日午後8時45分ごろに仁川国際空港から武漢に向けて出発する予定です。
帰国するのは武漢市と周辺地域に住む韓国人と中国籍の家族のうち帰国の意思を示したおよそ170人で、12日午前に金浦（キムポ）空港に到着する予定です。
武漢には、韓国人2000人あまりが居住していたとされ、第3便で170人が帰国しても、かなりの数が武漢に残ることになります。
先月末の第１便と第２便による帰国者は701人となっています。
第3便での帰国者は、京畿道（キョンギド）利川（イチョン）の合同軍事大学国防語学院に2週間隔離されます。