ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞で最高賞の作品賞を含む4つの賞を受賞したことを受けて、ソウル市は「パラサイト」のロケ地を巡るツアーを企画することになりました。
ソウル市とソウル観光財団が13日、発表したところによりますと、観光業や専門家などを招き「パラサイト」のソウルのロケ地を巡る視察ツアー・ファムトリップを企画するということです。
ソウル市はこれを一過性のイベントではなく、継続的な観光コースとして開発する案も検討しています。
映画に登場するソウル麻浦(マポ)区の「豚スーパー」や長い路地裏階段、鍾路(チョンロ)区付岩(プアム)洞の紫霞門(チャハムン)トンネルなどのロケ地は、すでに去年12月、ソウル観光ホームページ(http://www.visitseoul.net/)に紹介され、再生回数6万回を超えています。
ソウル市は、ポン・ジュノ監督のほかの代表作「グエムル 漢江の怪物」、「殺人の追憶」、「オクジャ」などのソウル市内のロケ地を巡る観光コースも開発する予定です。
また国内外の映画専門家や映画ファンを招いて行うファムトリップも準備します。
ソウル市の関係者は、「韓流コンテンツへの世界の熱い関心が、韓国の観光市場に新たな活力を吹き込むきっかけになるよう取り組む」と話しています。