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サイエンス

米経済紙 新型コロナウイルスへの韓国政府の対応を評価

Write: 2020-02-17 15:07:54Update: 2020-02-17 16:46:17

米経済紙 新型コロナウイルスへの韓国政府の対応を評価

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスの感染拡大が続いているなか、韓国政府は感染者の移動経路を速やかに公開するなど、国民の不安の解消に努めていると評価されました。
アメリカの経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」が現地時間の16日、報じたところによりますと、韓国の保健当局は感染者のクレジットカードの利用明細、防犯カメラの映像、スマートフォンの位置情報、公共交通機関の利用履歴、出入国情報などのデーターをもとに、感染者の行動ルートや時間などの情報を国民に公開しているということです。
また韓国は、中国の周辺国のうち6番目に感染者が多く出ていますが、集中治療を受けている重症患者はいないと伝えました。
なかでも、中国などほかの国々も感染者の移動経路を追跡しているが、韓国政府は、国民に公開する情報がより具体的だという点で際立つと評価しました。
また中国から韓国に入国する人に対して、政府のモバイルアプリケーションをダウンロードさせ、健康情報を毎日報告させるほか、もし2日間、報告がなければ、政府から連絡をかけ、所在を追跡しているということです。
感染者は、個人情報を収集されるということを告知され、最近の移動経路が公開されますが、拒否することはできないということです。
これについてウォール・ストリート・ジャーナルは、「感染者の追跡に21世紀的なデジタル手段を駆使していて、公衆保健の面で非常に興味深い」と評価する専門家の声を伝えましたが、韓国のこうした措置は西欧の多くの国々から「個人のプライバシー侵害」という論争を呼ぶ可能性があると指摘しました。
ウォール・ストリート・ジャーナルは韓国政府が5年前にMERS=中東呼吸器症候群が流行した際、情報開示で批判を受けた経験から、今回は関連情報を速やかに公開していると説明しました。

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