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社会

新型コロナの感染者、104人に 初の死亡者発生

Write: 2020-02-20 18:05:10Update: 2020-02-21 09:06:51

新型コロナの感染者、104人に 初の死亡者発生

Photo : YONHAP News

韓国では20日に新たに53人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、国内の感染者はあわせて104人になりました。また、韓国で初めて死亡者が発生しました。
韓国保健福祉部傘下の疾病管理本部は20日午後5時、新型コロナウイルスによる肺炎で1人が死亡したと発表しました。
亡くなったのは、韓国南東部の慶尚北道清道郡(チョンドぐん)の病院に入院していた60代の人で、19日に肺炎の症状を訴えて死亡したということです。
また、死亡者が出た清道郡の病院では、入院患者を中心に、新型コロナウイルスによる感染者が20日午後4時時点で13人確認されていて、死亡者もこのうちの1です。
19日から20日までの2日間、韓国南東部の大邱(テグ)とその近くの清道郡では、あわせて49人の感染が確認されています。
大邱では、これまで新型コロナウイルスの感染者が発生していませんでしたが、18日に国内で31番目の感染者が大邱で初めて確認され、それから感染者が激増する様相を見せています。
特に31番目の患者が通っていた宗教施設が接点で感染した人が多く、その数はあわせて37人に上ります。
31番目の感染者は海外渡航歴のない60代の女性で、今月10日に発熱しましたが、外国への渡航歴がないという理由で2度にわたってウイルス検査を拒否していたとされます。
隔離されたのは、それからおよそ1週間後の18日で、この女性が検査を拒否していた1週間の間、主に宗教施設などで多くの人と接触したため、感染が一気に広がったものとみられています。
また、この31番目の患者は2月初めに清道郡を訪問したことが判明したことから、保健当局は集団感染が発生している清道郡の病院との関連性についても調べています。
一方、疾病管理本部によりますと、韓国での感染者104人のうち16人は退院し、死亡者1人を除いた87人は隔離され治療を受けているということです。
韓国では前日の19日までの感染者が51人だったことから、1日で感染者が2倍に増加したことになります。

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