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社会

政府 新型肺炎の危機警報「警戒」を維持 「深刻」に準ずる対応へ

Write: 2020-02-21 14:44:12Update: 2020-02-21 21:37:30

政府 新型肺炎の危機警報「警戒」を維持 「深刻」に準ずる対応へ

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスによる感染の急拡大が一部の地域でみられるなか、政府は、感染症の危機警報レベルを「警戒」に据え置く一方で、「深刻」段階に準ずる防疫対応を行うと明らかにしました。
中央事故収集本部は21日、「様々な観点で検討したが、地域社会での感染はまだ初期段階であり、特定の集団を中心に部分的に起きているため、疫学調査や防疫を通してコントロールできるとみている」としました。
そのうえで、「ほとんどの場合は、3週間以内に完治しており、臨床経験と発生頻度に基づき、現時点では警報レベルを『深刻』ではなく、『警戒』レベルに維持したうえで、防疫措置を積極的に行うのが妥当だと判断した」と述べました。
警報レベルは、低い順に「関心・注意・警戒・深刻」の4つの段階に分かれています。
先月20日に国内で新型コロナウイルスの最初の感染者が発生したのを受け、政府は、警報レベルを「関心」から「注意」に引き上げ、さらにそれから1週間後に「警戒」に引き上げています。
一方、丁世均(チョン・セギュン)国務総理は、21日に大邱や慶尚北道を中心に地域社会での感染が広がっていることと関連し、「最近、感染者数が急増し、厳しい状況に置かれている大邱・清道(チョンド)郡を、『感染症特別管理地域』に指定し、できるだけ早く接触者を探し出し、病室や医療スタッフ、装備などの支援を積極的に行う」としました。
また丁国務総理は、「新型コロナウイルスへの対応を開始してから1か月が過ぎた現在、累積感染者数が100人を超え、地域社会での感染も始まった」とし、「新型コロナウイルスを克服するために、国を挙げて対応する」と強調しました。
そのうえで、「これまでは国内への流入を防ぐための防疫対策に力を注いできたが、これからは地域社会での拡散防止に向けた対策に重きを置く」としています。

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