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社会

新型肺炎の感染者、433人に 全国に拡散

Write: 2020-02-22 19:01:10Update: 2020-02-22 19:36:02

新型肺炎の感染者、433人に 全国に拡散

Photo : YONHAP News

韓国では、22日午後4時時点で、全国で新たに229人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、感染者は433人に増えました。
韓国保健福祉部の疾病管理本部が22日午後発表したところによりますと、この日、新たに江原道で5人、世宗市で1人、蔚山市で1人が確認され、これまでの感染者は全国で433人確認されました。
江原道と世宗市、蔚山市で感染した人は、いずれも集団感染が確認されている宗教団体「新天地イエス教会」の大邱での礼拝に参加していたことが確認されました。
これまでの感染者はソウルと韓国南東部の慶尚北道と大邱に集中していたことから、感染が全国に広がったことになります。
慶尚北道と大邱で発生した患者は、これまでに352人で全体患者のおよそ8割を占めています。
また、このうち、宗教団体「新天地イエス教会」に関連した人が231人に上り、慶尚北道清道(チョンド)郡の病院に関連した患者も111人に上っています。
集団感染の場となった教会は、密閉された空間で多くの人が互いに体が接する近さで座って礼拝し、感染が拡大した可能性が指摘されています。韓国政府は教会の関係者およそ9300人を隔離して検査を行うとしています。
また、慶尚北道清道郡の病院もこの教会の信者と関連があり、最近、この教会の関係者の葬儀がとり行われ、多くの信者が訪れていたことが確認されています。
深刻なのは、19日に新たに大邱で感染者が出る前までは、感染者はほぼソウルに集中していましたが、22日現在、全国17の市と道で感染者が発生していることです。
韓国政府は、市中感染が初期段階に入ったとの判断を示しましたが、感染症の危機警報レベルはこれまでと同じ「警戒」を維持しています。
一方、これまで新型コロナウイルスによる国内の死亡者は2人確認されていますが、22日、慶尚北道慶州(キョンジュ)市で死亡した40代の男性が新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、3番目の死亡者の可能性があります。
この男性は前日午後9時に自宅で死亡していたのが見つかりましたが、最近風邪の症状があったという知人の証言を受けて保健当局が検査したところ、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
新型コロナウイルスの感染者は、初の死亡者が出た20日に前日の46人から104人に増えて以来、21日は204人、22日に433人に増えていて、1日にほぼ2倍のペースで拡大しています。

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