政府が感染症に関する警戒レベルを４段階のうち最も高い「深刻」に引き上げたことを受けて、教育部は、全国の幼稚園と小中学校、高校の春休みを一週間延長し、新学期の開始を来月9日からとすることを決めました。
兪銀恵（ユ・ウネ） 社会副総理兼教育部長官によりますと、これは23日、政府ソウル庁舎で開かれた政府対策会議で決定されました。
それによりますと、来月１日までとなっていた幼稚園、小中学校、高校の春休みを8日まで1週間延長しました。これにより新学期の開始は全国で9日からとなります。
全国の幼稚園、学校を対象に、春休みが延ばされるのはこれが初めです。
幼稚園や小学校は、急な春休みの延長で困難を強いられる家庭には緊急保育サービスを提供するということです。
一方、韓国の大学で学ぶ中国人留学生に関する対策もまとめました。
中国人留学生7万人のうち、まだ韓国に入国していない3万8000人あまりに対しては、1学期に取得できる単位数の制限を緩和し、遠隔授業を取り入れるなど、単位制度を柔軟化します。
すでに入国したり、入国予定の留学生に対しては、入国後の自宅待機など特別管理を行う方針です。なかでも1万人あまりの中国人留学生が入国する今週を集中管理期間に指定し、仁川国際空港に専用の案内窓口を用意し対応する方針です。

★2020年５月12日修正