韓国政府は、新型コロナウイルスの集団感染が発生した大邱と慶尚北道(キョンサンブクド)に適用する新たな感染症対策をまとめました。
朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官が23日、記者会見で発表した内容によりますと、宗教団体「新天地イエス教会」の大邱教会の礼拝に出席した信徒など9525人のリストを入手し、全員を自宅に隔離させ、検査を行っているということです。
これまでに症状がみられる人は1200人以上に上るということです。
また集団感染が発生し、23日に「感染症特別管理地域」に指定された大邱や慶尚北道清道(チョンド)郡の住民に対しては、今後14日間、自主的に外出や移動を控えるよう要請しました。
大邱を訪れたほかの地域の住民に対しても、外出を控え、症状が出たら、すぐに検査を受けるよう呼びかけました。
さらに、感染者を治療するための隔離病棟や医療スタッフの拡充も行います。
政府は、これからの1週間から10日間が感染がさらに拡大するかどうかの分かれ目になるとみています。