韓国では新型コロナウイルスの感染者が27日午前9時の時点で、新たに334人増えて1595人となりました。
1日で増えた感染者数としてはこれまででもっとも多い人数です。
疾病管理本部の中央防疫対策本部によりますと、新たな感染者は、大邱で307人、そのほかの地域で27人と、その多くが大邱に集中していて、これで大邱の感染者数は累計で1017人となったということです。
このように急激に増えたのは、宗教団体「新天地イエス教会」の大邱教会の全信徒に対して検査が始まったことや、大邱市内で肺炎を患っている人に対しても検査を行っていることが影響したとみられます。
全国の死者数は昨日に比べて１人増えて13人になりました。
一方、ソウルの比較的大規模なプロテスタント教会「ミョンソン教会」や「ソマン教会」の信徒、ソウル恩平（ウンピョン）聖母病院、蔚山（ウルサン）療養病院の職員、大邱の市内バス運転士などの感染が26日、新たに確認され、こうした場所や人を通じての感染拡大の恐れが高まっています。