韓国での新型コロナウイルスの感染者急増を受け、２日午前９時時点で韓国からの渡航者の入国を制限する国と地域は、あわせて93になりました。
このうち、36の国と地域では、韓国からの渡航者を全面的または部分的に入国禁止しており、中国を含めた57の国と地域では、入国手続きを強化しているということです。
これと関連し、外交部の当局者は1日、「防疫能力の低い地域は、ウイルスが流入した場合、自らコントロールするのが難しいという不安があるため、あらかじめ予防的な入国制限に乗り出している」と説明しました。
現在外交部は、各国の政府関係者に対して、韓国政府の防疫に向けた取り組みなどを説明し、入国禁止などの過度な措置を控えるよう促しており、なかでも韓国との経済活動が活発に行われている22の国と地域の在外公館に対しては、韓国企業への被害を最小限に抑えるよう指示したということです。