韓国で新型コロナウイルスの感染者が急増しているのを受け、韓国からの渡航者の入国を制限する国と地域は、あわせて105となりました。
外交部によりますと、4日午前9時時点で韓国からの渡航者の入国を全面的または部分的に禁止している国と地域は、あわせて38だということです。
シンガポールは、大邱と慶尚北道・清道（チョンド）郡からの渡航者に限定していた入国禁止措置を、韓国全域に拡大しました。
韓国からの渡航者に対して隔離措置をとっている国と地域は、ロシアや中国など、あわせて36となっています。
また、隔離措置のほかにも、発熱検査やモニタリング、自己隔離の勧告、到着ビザの発給停止など、検疫を強化している国と地域も31に上ります。
インドは4日から韓国人に発給していたすべてのビザを無効にすると発表し、ネパールも10日から韓国と中国、日本などを訪問した外国人に対して、到着ビザの発給を停止することにしました。
一方、アメリカは、韓国に対する入国制限をまだ行っていませんが、アメリカ行きの全路線の航空便で搭乗前の発熱検査を行っており、37度5分以上の発熱が確認された場合、搭乗を拒否しているということです。